[モデル名のつけ方について1]:BMWについて[BMW情報サイト]

モデル名のつけ方について1

 BMWの車名についてですが、久しく318、525などの3桁の数字で表されることが一般化しています。

 この3桁の数字が使用された車名の始まりは、1972年発表のの5シリーズモデルからですが、3桁の数字の最初の数字は車種区分を示すとされ、以前は3、5、7、8の4種類だけでしたが、現在では、1、3、5、6、7の5種類になっています。

 また、3桁の数字については、車種区分を表す最初の数字以下の2桁の数字についても意味があり、以前は排気量を表記(2500ccの場合は、*25と表記)していましたが、現在は「数値が表す排気量程度の出力(例:[*25]の場合は2500cc程度)」を表すとされ、以前のように表記と実際の排気量の関係は厳密でなくなってきています。

 例えば、3桁の数値が「*25」の場合はついては、排気量が2500cc程度とされますが、その「程度」にあたっては、下2桁の数値が実際の排気量より小さい場合と大きい場合があり、あくまで「程度」を表すという位置付けのようです。

 ちなみに、下2桁の表記が実際の排気量より小さい例としては、現行E90型3シリーズの323iの例があります。  
 モデル名の「323i」については、下2桁の数字は23ですが、実際の排気量は2.5Xとなっており、本来であれば325iとなる所ですが、他のE90系に325iという名のモデルが存在してしまっています。

 エンジンについては、両車とも2.5?エンジンを搭載していますが、325iの出力が160kwであるのに対して、323iは130kwであり、323iは325iに比べると若干ディチューンされたエンジンが搭載されています。

 1シリーズの118iと120iでも同様の事が見られ、同排気量モデルに廉価版が設定される場合には、実際よりも小さな数値が付けられたモデル名になることが多いみたいですね。