BMW社の製造技術については、良質なハンドリングへのこだわりから少ない小型FR車を生産しつづけており、スポーティーな車を製造することに定評がありますが、FF車を生産していないことがそれを裏付けているのかもしれないですね。
ただ、過去にはFRからFFへ転換を模索していたこともありますが、その当時得た技術が現在のローバーやミニブランド新型車の開発に役立っているようです。
また、BMW車の大きな特徴としては、丸目4灯式(そもそもは2灯式+補助灯)ヘッドライトと「キドニー・グリル」と呼ばれる、腎臓(kidney)を模したような形状のグリルをもつフロントマスクが挙げれます。
キドニーグリルについては、1933年発表のBMW初のオリジナル車「BMW303」から、イセッタおよびその派生車であるBMW 700を除いた全てのモデルに取り付けられています。
また、デザイナーについては、クリストファー・バングル(アメリカ人)が初代のX5シリーズ以降、全ての新型車のエクステリアデザインを担当しています。
クリストファー・バングルのデザインについては、BMW初のSUV(BMW社曰く「SAV」)であるX5では際立った個性は見受けられなかったものの、フォーマルサルーンの旗手である7シリーズ の新型車のデザインが、あまりにも斬新なデザインだったため、「クリストファー・バングル」などといった、生粋のBMWファンをはじめとする、多くの人々からの批判があったようですが、現在では同業他社からも模倣されるなど、評価を高めているようです。(ちなみに、筆者も彼のデザインは好きです。)